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先生、ほんまにありがとうございました!

僕は去年一年間京都校で上住先生にお世話になった。二年前に他の予備校に在籍していたときから先生について色々な評判を耳にしていた。「めっちゃ熱心」「わかりやすい」………。初めて先生を拝見したとき少し面食らった。なぜなら先にのべた評判を裏付けるオーラのようなものが感じられたからだ。そして軽く挨拶をされるとすぐに板書を始めて古代史について驚くほど深く、明快に講義をされたからださすがにその日は板書量に圧倒されてかなり疲れたが、二三週目辺りから慣れて楽になり、段々先生の展開される講義と上住式情報カードの威力き気付き始めた。
まず先生の講義は非常に深い。教科書や月並みの参考書では対応しづらい論述問題や、単純な消去法では解けない早慶の問題などは非常に効果的だと思う。世界史という科目は、単なる語句の暗記といった浅い勉強法ではなかなか伸びないことを考えるととてもありがたいことだ。深いだけなら学術書と大差無いかもしれないが、先生の講義はめちゃめちゃわかりやすい。これは先生が出来事の起因を重視した上で、具体例を挙げつつ親しみのある関西弁で念入りに解説されるからだ。また上住式情報カードも、講義に出たならば見直すだけで復習が可能な作りになっており、食事中や通学の電車の中で何度も使用し知識を定着させた。
さらに勉強面のみならず、精神面においても先生は僕の強力な支柱となっていた。なにより先生の授業の後は、疲れているはずなのになぜかやる気がでる。授業の後の「まとめの話」もありがたかったが、僕はやはり先生の生き方そのものがその原因になっていたと思う。先生はとてもストイックに生きてらっしゃる。授業開始の十分前から板書をを始め、雑談も少なく、授業を延長することもしばしばあった。さらにあの板書量を立ちっぱなしでノートより書きにくい黒板に書くのは本当にきついことだと思う。それでも文句一つ言わずに、むしろ生き生きと講義をされる姿に毎週励まされ、一年間という期間をなんとか持ちこたえられた。頑張る生徒は、講師が自分たちのために頑張ってくれればくれるほど、その講師に感謝するものだ。その意味で僕は一言、「先生、ほんまにありがとうでした!」

佐治 知範
洛南高校卒業後、二浪を経て得意の世界史を武器に京都大学経済学部入学。
現在有り余る時間を読書と映画に費やしマッタリと過ごす日々。
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